こんにちは。
今回読み終えた本は、読んで正解の保存版。(いつもはメルカリで売ってしまう)
別に科学が証明したわけではありませんが、これまで意志力に頼って努力してきた自分にとって、環境がそうさせる方法論を説いたこの本はとてもしっくりきました。
年初に、「今年はこれをやるぞ!」と目標を立てて、だんだんと忙しくなってきてあれもこれも達成できずに反省し、また年が明けるころに「今年こそは!」といった目標を立て直す。そんなことを何年やってきたのか。
そういう根性を伴う目標を立ててもやがて挫折する。それまで頑張ってきた苦労も水の泡。なんとも悲しい。
この本では、そういった意志力による努力は当然そんな結末を迎えるものであり、「そうせざるを得ない」状況に追い込んでこそ(=周りの環境を整えて目標を達成させる)だと。
これまでの私も目標の立て方、努力の仕方を間違えていたのかもしれない。努力により多くの成功も手にしてきたけれど、よく考えてみたら、周りの環境を整えてきたからこそだったのだと、この本を読んで振り返ってみて思うようになりました。
子どもへの教育に対してもよきヒントになりました。当然今後の自分にも役に立つ内容が満載で、しっかり取り入れていくことと、また時間をおいて読み返してみたいと思います。
私のように、ビジネス書を読んでみてはモチベーションを高めているような人には大いにおススメです。モチベーションだけでなく、努力・目標に対する考え方も少し新しい視点が得られると思います。
メモした文章が多すぎますが、強いてここに記録しておくとすれば、
「厳しい状況に飛び込み、その状況が自分のアイデンティティを作り直してくれるのに身を任せる。これは、新しい役割を引き受け、新しい環境の文化を吸収することで可能となる。」
でしょうか。迷った挙句、もう1文。
「あなたがどういった人物になるか、そして人生をどう過ごすかは、あなたの周りにいる人たちやあなたが消費する情報の質に左右される。入ってくるものがごみであれば、でていくのもまたごみなのだ。」